幅広で靴選びに悩んでいる方の中には、「最近、親指の付け根が痛い」「外反母趾かもしれない」と感じている方も少なくありません。
実は、足幅が広い人ほど外反母趾のリスクが高まる傾向があります。
この記事では、幅広の足と外反母趾の関係性を解説しながら、靴選びや日常生活で気をつけたいポイントを紹介します。
カテゴリは「幅広と足のトラブル」。
足に合わない靴によるトラブルを防ぎ、健康的で快適な歩行をサポートするヒントをお届けします。
足幅が広い人は、靴の選択肢が限られるため、サイズを大きめにしたり、デザイン重視で細めの靴を履いてしまうことがあります。
その結果、足指が圧迫されて親指が内側に曲がるような力がかかり、外反母趾を引き起こす原因になります。
また、幅広の足は元々、横のアーチ（横幅の支え）が崩れていることが多く、足の構造自体が外反母趾になりやすい傾向もあります。
靴による影響と、足本来の特徴が重なることで、トラブルが進行しやすくなってしまうのです。
外反母趾を悪化させないためには、足指が自然に広がるスペースが確保された靴を選ぶことが重要です。
具体的には、ワイズが「3E」以上の幅広設計で、トゥボックス（つま先部分）が丸みを帯びた形状のものがおすすめです。
ヒールの高さは3cm前後が理想で、前すべりを防ぐクッション性のあるインソールも効果的です。
また、足の甲部分にベルトやストラップがあると、前足部の安定感が増し、親指への負担を減らすことができます。
靴だけでなく、普段の生活習慣でも外反母趾の予防やケアは可能です。
まずは、足指をしっかり使って歩くこと。
足裏の筋肉を鍛えるタオルギャザー（足指でタオルをたぐり寄せる運動）や、裸足でのストレッチも効果的です。
また、長時間の立ち仕事や歩行の後は、親指の付け根を軽くマッサージしたり、足を冷やさないように意識するのも大切です。
症状が進行していると感じたら、整形外科や足の専門家に相談し、早めの対応を心がけましょう。
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