まず、製作工程の一つ目はレザーカットです。
レザーカットとは、革をカットすることで、靴の形に仕上げる作業です。

この作業では、お客様の足のサイズや形に合わせて、革をオーダーメイドでカットします。
これにより、靴が足にぴったりとフィットし、靴擦れやタコなどのトラブルを防ぐことができます。

また、革は柔らかくて通気性が良い素材なので、むくみやすい足にも優しいです。

掲載写真はレザーカット制作中の風景です。
小さなオレンジ色の紙にはシルバーのクリップが付いていますが、これは革を固定するためのものです。

小さな筆で接着剤を塗っていますが、これは革同士を接着するためのものです。

次に、製作工程の二つ目は底付けです。

底付けとは、レザーカットした革を縫い合わせたり、
底やヒールを付けたりすることで、靴として完成させる作業です。

この作業では、お客様の足に合わせて、靴の幅や高さなどを調整します。
また、つま先の部分は丸くしていますが、これは外反母趾に配慮したデザインです。

外反母趾とは、親指が内側に曲がり、その付け根が外側に飛び出す状態です。
これは自分の足に合わない靴を履いていることが原因で起こります。